マレーシアで生活をスタートさせて1年が無事に過ぎました。

今働いている会社とも契約を更新して、来年の3月末までは働く予定です。

ちなみに日本とマレーシアの生活を比較した記事はこちら。

マレーシア生活・日本と比較して良い点

 

今日は簡単な1年生活してみた振り返りをやってみたいと思います。

 

2019年3月マレーシア生活スタート

air asia

 

3月16日のエアアジア羽田発の便でKLにやってきた。

エアアジアでは奮発してプレミアムベッドを予約。片道5万円で快適なフライトになった。

KLには早朝到着して、彼女と子供と落ち合うための第二ターミナルの側にあるTune Hotelに向かった。

久々に合う子供は宇宙一可愛くて、いつまでも抱っこしていた(笑)。

 

入社は3月24日ということで、それまで時間は1週間あったので就労ビザの手続きと住居探し。

日本と違い住居探しは驚くほど簡単で、内覧1軒目のコンドミニアムに決めた。

彼女・子供と遊ぶ日々で最高のテンションのまま入社を迎えた。

 

2019年4月久しぶりの会社員

約5年ぶりの会社員生活を送る。

最初の1ヶ月はトレーニング期間となり、同じ時期に入社した同期とともに仕事を覚えていく。

マレーシア、ベトナム、韓国からやってきた総勢15名の仲間と切磋琢磨しながらの毎日。

休日は彼女と子供とクアラルンプールのいろんな場所に足を運ぶ。

 

2019年5月会社員に馴染んでいく

彼女と子供はビザの関係で4月下旬にフィリピンに帰っていった。

寂しさは募るが仕事で紛らせていく。

トレーニング期間も終了し、本格的に会社の戦力となっていった。

 

SNSでKL在住の方と知り合うことが増えて、情報交換しながら交友関係を広めていった。

 

2019年6月インドネシア旅行

2泊3日という短い日程でインドネシアのジャカルタに行った。

ジャカルタは初めてだったが、KLに負けないくらい発展している街で、日本食の多さに嬉しい悲鳴をあげた。

しかも美味しい。

 

それ以外ではKLで起業をしてみたいと考えるようになり、何ができるのか、どんなチャンスがあるのか、などを考えていくことになる。

 

2019年7月ビジネスモデルを決める

会社員生活は順調で、ほんとうにストレスなくクアラルンプール生活を楽しめている。

仕事も英語をほどよく使えて同僚との関係も良好。

KLは便利な街で何でも揃うし、不満なことなんてない。

 

起業のプランはほぼ決まってきて、自分の知見のあるホステルをベースにこれから伸びるであろうコワーキングスペースを併設したビジネスモデルにした。

どんなコワーキングスペースを作るべきか

 

2019年8月・9月ホステルの視察

この月から週1度はKLにあるホステルを視察のため宿泊していくことにした。

自分がやっているシェムリアップとは土壌というかトレンドも違うため、肌感覚を養うために数多くのホステルに宿泊することが重要。

その中で求められているもの、また他との差別化を知見に落とし込んでいく。

 

2019年10月・11月コワーキングスペースの視察

10月からはコワーキングスペースの視察に切り替えた。

こちらのビジネスの知見はあまりなかったため、目星をつけたコワーキングスペースに行くたびに新しい発見とアイデアが浮かびますますコワーキングスペースのこれからの可能性を感じた。

 

2019年12月彼女と子供がふたたびやって来る

子供は10月に3歳の誕生日を迎えて、言葉もどんどん覚えていく。

この月から近所にあるインターナショナル幼稚園に短期で通わすことにした。

1ヶ月4万円弱となかなか高いけど、選択肢がここしかない。

 

マリオット系列最高峰ブランドの「セントレジスホテル」に初めて宿泊した。

部屋の雰囲気は今まで宿泊したどのホテルよりも素晴らしく一気にファンになった。

セントレジス・クアラルンプール宿泊記。アップグレードで超豪華なスイートルームになりました。

 

クリスマス後に彼女と子供はタイのハジャイにビザラン。

無事に戻ってきてさらに1ヶ月の観光ビザで滞在できるようになった。

 

2020年1月KLで年越し

年末年始はKLCCで年越しを迎えた。

期待したよりは花火が小さくしか見えず肩透かしとなったけど、子供はすごく喜んでくれたから良かった。

帰りはKLCCからかなり歩いたところでしかGrabが捕まらず大変だった。

 

このあたりからかな、マレーシアでも新型コロナが騒がれ出し始めた。

また、働いているプロジェクトが1月末でクローズすることになり、会社のHRが他のプロジェクトを探してくれることになった。

2020年2月会社内プロジェクト異動

同僚は転職する人が続出し続々と他会社に移っていった。

ぼくは会社に留まることになり、HRから声がかかったプロジェクトのチームリーダーと面談後そこに移った。

 

そして2月に入り新しいプロジェクトでのトレーニングがスタートした。

今までのプロジェクトより何倍も難しく、めちゃくちゃ大変な日々だった。

 

この月に書いたエアアジアのUnlimited Passの記事ばバズり、1記事だけでグーグルアドセンスで3万円以上の収益が発生した。

2020年3月カンボジア旅行

3月に入りますます新型コロナの恐怖がマレーシアにも迫ってきていた。

この頃になるとマスクやアルコール消毒液はどこに行っても手に入らず、不安なニュースばかり目にするようになった。

 

そんな中、ぼくはカンボジアへ飛んだ。

ビジネスビザの更新のためにどうしてもカンボジアに行かなきゃいけなくなったため。

 

KLの空港には人がまばらで、免税店の人の方が多いくらいだった。

それでも飛行機は飛んでおり、なんとかシェムリアップに行きビジネスビザの更新を済ませてきた。

 

KLに帰ってきたら会社から自己隔離の指示がありしばらくオフィスに行くこともできず部屋で過ごすことになる。

そしてぼくだけではなく、会社に属している人すべてが在宅勤務になった。

新型コロナの感染者はマレーシアでも拡大しており、MCOといって活動制限令も発表された。

ここがポイント

ムヒディン・マレーシア首相は3月16日22時(日本時間23時)頃から,新型コロナウイルス対策について緊急の記者会見を行い,3月18日から3月31日までの「活動制限令」を発表した。

 

「活動制限令」の発表内容
1 新型コロナウイルスは135か国に拡大し,全世界で16万2,711人が感染し,うち6,443人が死亡した。マレーシアでは,昨日(3月15日)に190,本日(3月16日)に125の症例が新たに発生し,感染者数は553人となった。うち511人が入院した一方,42人が回復している。

2 現在の状況に鑑みて,抜本的な対策が早急に必要と判断し,感染症予防管理法及び警察法に基づき,3月18日から3月31日まで全土に活動制限令(Movement Control Order)を発令する。

3 第1に,宗教,スポーツ,社会及び文化活動を含む大規模集会は禁止する。礼拝施設及び商業施設は,スーパーマーケット,公的市場,食料品店,コンビニエンスストア等の日常必需品を販売する店舗を除き全て閉鎖する。ムスリムによるモスクでの金曜礼拝等の宗教活動の延期は3月15日の特別メンタルヘルス会議(Mesyuarat Jawatankuasa Muzakarah Khas)の決定(3月17日から3月26日まで礼拝を行わないと規定したもの)に基づく。

4 第2に,マレーシア人の出国を禁止する。海外から帰国したばかりの者は,健康検査及び14日間の隔離(又は自主隔離)を受けることが求められる。

5 第3に,観光客及び外国人渡航者の入国は全て禁止する。

6 第4に,幼稚園,普通科校,寄宿校,インターナショナルスクール,ターフィズ校,初等,中等及び大学入学前の教育施設を含む公立及び私立学校を閉鎖する。

7 第5に,全ての公私の高等教育機関(IPT)及び技術訓練校を閉鎖する。

8 第6に,政府機関及び民間企業は,水,電気,エネルギー,通信,郵便,輸送,灌漑,石油,ガス,燃料,放送,金融,銀行,保健,薬局,消防,刑務所,港,空港,治安,国防,清掃,物販,食料供給等の主要インフラを除き全て閉鎖する。

9 我々は他国で短い間に数万人が感染する状況を目の当たりにしており,国民が同様の事態をマレーシアで目にすることは望まないだろう。国民がこの難局を克服できることを望む。パニックや不安に陥らず,落ち着いていただきたい。我々は,中国等の国々が思い切った対策を取り,感染を急速に減少させた事例を目にしてきている。

10 食料,生活必需品,マスク等の保健用品は十分にある。国内取引・消費者省が食料供給及び日用品の動向を継続的に注視する。

11 首相を長とする国家安全保障会議が毎日会合を行う。

12 活動制限令に関する質問がある場合は,明17日正午からホットライン03-88882010でNational Operations Management Centerに連絡できる。

在マレーシア日本大使館より

 

マレーシア政府が発表した活動制限令は延長2回を重ねて、これを書いている今も続いている(5月1日)。

こんな経験は一生に一度もできないくらい貴重で、自分の人生を見直すきっかけになっている。

まとめ

新型コロナの影響は計り知れなく、多くの人の価値観や生き方を変えるエポックになったのは言うまでもない。

 

しかしそれでもマレーシアでの生活は不便はなく、快適に暮らせている。

当初考えていたマレーシアでの起業のあり方が不透明になったのだが、それも踏まえて人生なんてそんなもの。

それでもこっちで起業を勧めるおかは、もう少し様子を見たい。

 

なんだかんだ1年ってあっという間であるが、マレーシアに住んでからビックリするくらいこの国が好きになった。

その理由は仕事上のストレスが日本と比較してほぼ0になり、仕事以外を楽しめる余裕があることだと感じる。

 

もし日本で就職していたら、1日の全てを仕事のことを考えて消耗していたと思う。

実際にぼくが日本で働いていたときがそうであったように。

 

あとしばらくはマレーシア生活を続け、今後の身の振り方を考えていこうと思う。

日本でも強制的に働き方が変化したように、もしかすると日本でも以前より消耗せずに働くことができるかもしれない。

 

マレーシアで起業するのか、日本で就職・起業するのか、の判断は先になる。

それまでこっちで自己投資をしながら、自分に一番合う生き方を模索していきたい。

 

 

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事