こんにちは。
カンボジアのシェムリアップでゲストハウスとホテルを経営しています。
ゲストハウスのTwitter@city_guesthouseもフォローよろしくお願いします。
今回のトピックは「ぼったくり」です。
ぼったくりとは、店側の客への不正行為で、商品やサービスを相場を大幅に上回る価格で提供し、客を欺くことを指す。語源は米騒動の際の暴利取締令にて「暴利」を活用させたものであり、しばしば短縮されて「ぼった」、動詞として「ぼったくる」「ぼられる(ぼる)」と表現される。
(Wikipediaより)
海外旅行では特に東南アジアで頻発している。
なぜぼったくりが起こるのか?
東南アジアでは日本みたいに商品に対して定価というものが存在しないことが多いです。旅行しているとわかるけど、値札付いているのはちゃんとしたお店やスーパー、デパートくらい。
マーケットや屋台では値札なんてほとんどありません。そこで店員さんに値段を聞いて購入するんだけど、ここでだいたいの店員さんは相場より高い価格を提示してくる。
初見では購入する側も値段が把握できないため、店員と旅行者によって価格交渉が行われる。
そして納得した価格で購入という流れ。
だから人によって購入金額が違うということがある。
ある人はある人の半額で買った。つまり価格差が倍あるということ。
店員はできるだけ価格を高く、そして購入側は当たり前だけど価格をできるだけ安くしたい。
相場を知らない旅行者が多いため、強気になる店員もいる。
相場を知っているとそれを店員に伝え購入できることがある。
商品やサービスに定価がないことから発生するのが東南アジア特有のぼったくりです。
ぼったくりを防ぐには?
相場を知ること
これです。事前情報は大切です。
何も調べずに、商品を購入してそれが後にぼったくりだーってなっても遅いです。
購入した金額とは自分が納得した金額(簡単に言えばぼったくりではない)になるので後からわーわー言うのはやめましょう。
商品の価値は定価ではないです。自分が払った金額が自分にとっての価値なので。
相場より高い金額を払いたくなければ相場を調べましょう。
ただし、タクシーやトゥクトゥクなどはやっかいです。
タクシーにメーターがついてない、もしくわ壊れている(と言い張る)運転手もいます。
カンボジアやタイなどにあるトゥクトゥクもメーターはついていません。
こういうのは乗車前にしっかり金額の交渉をすること。
相場を知っていてもそのまま受け入れてくれることは少ないかもしれません。(時間帯や運転手の気分による)
あとは自分の納得できる範囲で払いましょう。あまり意固地にならずに。
ぼったくりを防ぐには?
相場の倍やさらに倍などのぼったくり はとても腹が立つと思う。
ぼくも何度も遭ったから。
でも逆に相場というのがあって(現地の人が買う金額)、それ以上のかなり下回る価格でしつこく交渉している旅人を見る(相場を知らないだけかもしれない。その価格が本人にとったら「ぼったくり」と感じてしまうのかもしれない)ことがある。
これは良くないことですよ。明らかに店員の顔が変わっている。怒ったり、不機嫌になっている。それはサインです。
相手にも生活があります。心に余裕を持って価格交渉をしましょう。
ぼったくりってどこから?
これが本題です。本題だけど難しい。正解なんてないんだから。
ただ個人的には倍以上の価格はぼったくりと思う。
Twitterでも多くの旅人さんがぼったくられたぁーってTweetしている。
Tweetの中にはほんの少し上乗せされた金額を払った人もいるだろうし、まさに倍以上払ってしまった人もいると思う。
でもこれは旅の経験として仕方ないです。そういう市場原理なので。東南アジアでは。
ぼくがびっくりしたのは、カンボジアをバックパッカーとして旅していた人で現地価格よりたった25円だけ余分に払った人がぼったくりだぁー!って騒いでいたことがあって悲しくなった。
それぼったくりって言うの?って。心が貧しいなぁと。
いかに節約し、いかにお金をかけずに旅をするか。
これは別にいいです。何も問題ない。その人のスタイルだから。
でも定価のない国で、自分がお金払ったあとでぼったくり、と言うのは少し違うかと思う。法外な請求なら別だけど。
自分にも生活があり、相手にも生活がある。納得できないなら、高いと思うならお金を払わなくていいだけです。
まとめ
ぼくがこのエントリーを書いたのはあるTweetがきっかけ。
ぼくをこれを引用して以下をつぶやいた。
別にこの方に対して何も思っていない。単に気づきを与えてくれたTweetという意味以上でも以下でもない。
旅を快適にしたいなら、相場は必ず調べましょうってこと。
ぼったくりはもちろんダメだけど、そういうのに過敏になり、なんでもかんでも噛みつかないほうがいい。
法外な値段と感じたなら引けばいいだけです。
価格交渉は大切だし、一種のコミュニケーションだから、ほんとに楽しく交渉してほしい。
あなたの落としたお金が彼らの生活になることを思いながら。