マニラ経由シェムリアップ。
到着時刻は夜10時前。乗客の多くはカンボジア人、フィリピン人。
フィリピン人はカンボジア入国ビザが必要なくスムーズに入国ができる。
ぼくはビジネスビザのマルチ(2年)期限内なのでビザ用紙の記入もなく、そのまま入国審査に進む。
この時間帯はマニラからの飛行機とバンコクからの飛行機だけのため(おそらく)、混雑することなく入国が可能。
迎えに来ていたスタッフのトゥクトゥクに荷物を乗せ、シティプレミアムゲストハウスへ向かった。
高い建物がない街中をトゥクトゥクが走る。
シェムリアップに戻ってくるとすごく安心感がある。
カンボジア人の人柄と、気持ちの良い眺めの街並みがそうさせているのかも。
ゲストハウスではパートナーの金子と打ち合わせ。
久しぶりすぎて戸惑う。
インターンやスタッフも増えていて、マネージメントはほぼ介入する必要がない。
ただ少しだけ改善する点があるので、考えながら実行していく。
翌朝はサマティカ ヴィラ ブティック ホテルへ。
こちらは現在お客の入りがあまり芳しくないため集客をポイントにおいて仕事をしたい。
こちらのホテルにはシェムリアップで雑貨屋さんをやりたいという日本人女性のお手伝いをすることになっていた。
アパート探し、バイク探し、そしてシェムリアップでのビジネスの現状を伝えた。
ほぼ1日だけで終了し、あとは彼女自身が動いていくことになる。
ビジネスコンサルというよりは、雑用だけのお手伝いになったけど、自分で段取りできる人は自分でやったほうが身になるだろうし、良いと思う。
こちらはプロモーションや集客は得意ジャンルなのでそこもできるけど、それが必要でないなら自分でPDCAを回しながらトライ&エラーしていけばいい。
シェムリアップでの起業はチャンスが多い(と見える人がいる)割に実入りは少ないけど、それを解決できる方法もないこともない。
それには念入りなリサーチが必要。
資金もあればできることが増えるけど、少ないなら少ないなりのやり方ががある。
まあどこの国・都市でも言えるけれど、どこかで起業したい人はとりあえず1〜2ヶ月腰を落ち着けて生活してみるのをオススメする。
「この街が好きだから」だけのモチベーションで起業をスタートすると思わぬ壁が出てきて立ち行かなくなるときがあるし、そんな人をたくさん見てきた。
考えて考えて、そして相談できる人がいれば相談する。
相談した人も相談された人もどちらもwin-winになれるような関係が理想。
そしてスタートするのに大事なのはマインドセット。
現在ぼくはフィリピンでの次のビジネスをかなり慎重にすすめている。
チャンスは転がっているけど、その分だけトラップも潜んでいる。
乗り越える壁がどれだけあるのか、そのために必要なことは。
考えて考えて。