Starbucks=スターバックス。

1971年にアメリカのシアトルで誕生した現在世界規模で展開するコーヒーチェーン店。

特徴は

  • ソファ、落ち着いた照明など長居したくなるようなインテリア
  • 通りに面したオープンテラス
  • 店内全面禁煙
  • フレンドリーな接客

誰しもが一度は訪れたことがあるお店。

 

そんなスターバックスにはコンセプトストアなるものがある。

日本には14店舗。いつものお店と少し違う体験を、をコピーにした特別なストア。

www.starbucks.co.jp

そのコンセプトストアとはまた違ったお店がマレーシアのクアラルンプールにある。

 

人はそこを「世界一静かなスターバックス」と呼んでいる。

 

 

世界一静かなスターバックスとは

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Proudly Served by Deaf Partners

誇りを持って聴覚障害スタッフがお手伝いします

といったような標語が書かれている。

そう、ここは耳の聴こえない障害をもった人が働く場としてスターバックスが店舗を出したお店。

一味違ったコンセプトストアです。

世界一静かなスターバックスの場所

クアラルンプールのバンサー(Bangsar)というエリア。

クアラルンプール中心部から車で20分ほど。

 

高級住宅街にあるショッピングモールの4階です。

 

バンサーヴィレッジ2と伝えましょう。

世界一静かなスターバックスの雰囲気

聴覚障害者が多く働くため、お客さんは注文用紙に記入してオーダーするか、手話でオーダーする。

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スタッフ同士は手話で会話しているため、ドリンクを作っている音くらいしか聞こえてこないお店。

つまりすごく静かです。

かといって重苦しい雰囲気かというと、全くそんなことはなく、とても愛嬌にある店員さん達でした。

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ほら?気さくでしょ?

一緒に写真も撮った。

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チェキでも写真を撮って、それをスタッフにあげた。

壁に飾っておくね!って言われたけど、ほんとに飾ってくれてるのだろうかw

働いている姿はみんなイキイキしていました。

 

世界一静かなスターバックスでしか買えないグッズ

スターバックスではその地でしか買えないタンブラーやマグカップがある。

ここでもそう。

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こんなマグカップや

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ボケてるけど、ノートブック。

そして30マレーシアリンギット(800円弱)注文するともらえるのが、限定キーホルダー。

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ぼくはいっぱいお土産を買ってたくさんキーホルダーをもらった!

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彼らは何不自由なく働く。そしてお客さんも何不自由なく過ごす。

耳が聞こえないだけで働きたくても働けない環境が至るところにある。

 

イギリスの慈善団体、ACTION OF HEARING LOSSによる2014年の調査報告では、“およそ80%の知覚障害者が職を得ることを困難と感じている”と発表されており、社会的にはまだまだ高い壁が残っているようだ。

スターバックスでは今後も、このような就職支援活動を含む社会的アクションを推進するという。

参照:大声で注文を叫ばない、世界一静かなスターバックスがマレーシアに誕生!

 

こういった耳が聞こえない、何かができない、何かが違う、といっただけで狭まる選択肢。こういう世界を変えていこうよ、と声をあげている団体・会社が数多くある。

スターバックスもそんな会社の1つ。

ぼくは以前からこのお店に興味を持ち、ようやく訪れることができた。

スタッフがどのスターバックスの店舗と遜色ないくらいキビキビと働き、周囲に目を配り、元気よく働いている。とても誇りを持って。

 

ぼくの想像を超えるような苦労もあっただろうけれど、ここで働く彼らにはそんな苦労も感じさせないほど快活に笑い、お客さんに快適に過ごしてもらおうという姿勢で働いている。

ぼくは世界中至る場所で学ぶ。

どんな場所でも、どんな人でも当たり前だけど生きている。

どういう想いで生きているかなんて当事者にしかわからないけれど、楽しく生きる大切さ。

対面した人には笑顔で楽しく接すると、相手にも気持ちが伝わる。

楽しさの伝染。

 

文句の1つも言いたくなる毎日でも、それを口に出さず、ポジティブに過ごす。

精神の健康を保つために。

わかっている。こんなのはささやかな慰めだと。

小さな抵抗だとわかる。

でも、だからこそ大切だと信じている。

目の前の人を笑顔にさせることができないようじゃ、何もできない。

生きている限りは楽しいと思い込みたい。

 

ぼくが東南アジアが好きなのはそういった人と接する機会がたくさんあるから。

何もないのが不幸せじゃなく、何もないと思い込むことが不幸せだと思う。

いつだって笑顔になれるなら、それは誇れることだと思っていい。

でしょ?

 

 

スターバックスを深く知る本:

 

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