こんにちはマレーシアのクアラルンプール在住の@shingowasaです。
なかなか海外へ行くことが大変な状況にも関わらず、
海外移住を検討している人はまだまだ多いみたいです。
日本を脱出して8年ほどになりますが、
その経験を基に海外、特に現在住んでいるマレーシア移住に
向いている人や向いていない人を自分なりに考えてみたいと思います。
マレーシア移住に向いている人
まずはどんな人がマレーシア移住に向いているのか?についてです。
ぼくはイギリス1年半、香港とインドに8ヶ月、カンボジアに5年、
そしてマレーシアに2年半の在住経験があります。
各国それぞれ向き不向きありますが、
今回はタイトル通りマレーシアに絞ります。
①ワークライフバランスを重視したい人
日本とマレーシアを比較したときに思い浮かぶのが労働スタイルです。
会社、業種やポジションにもよりますが、
概ねマレーシアで働く方が可処分時間は増えます。
マレーシアにおいてもマネジメントのポジションだとけっこう激務ですが、
最初に現地採用で働く人のほとんどは役職なしですよね。
そういう仕事だと残業はあまりないです。
2社経験しましたがどちらも時間きっちり終わりますから、
1日のうちで使える自由な時間は相当ありますよ。
その時間でスキルアップのための勉強に使ってもいい、遊んでもいい。
日本で残業続きで貯金もできない人はマレーシアで働くのおすすめです。
②住環境を重視したい人
マレーシアの住環境は素晴らしいと思ってます。
日本人がもらえる給料から考えるとコスパは良いですからね。
ジム・プール完備で月4万円~なんてたくさんあります。
そしてそこまで狭くないし快適です。
これは日本人が最低限もらえる給与が前提であり、
マレーシアに住む人みんなに当てはまるわけではないです。
(よくこう書くと給与が低いマレーシア人や
出稼ぎの東南アジアの人の事考えろ、ってクレームはありますけど。)
でも日本人ならそういった部屋を借りることは金額的に難しくないです。
③英語に抵抗がない人
英語ができるできないではなく、
マレーシア生活はマレー語・中国語が全くわからなくても大丈夫です。
英語が通じる場面は多いので日本人には馴染みやすいですね。
逆に言うと英語が全くできなくて恐怖心がある人は厳しいかも。
④前向きな人・チャレンジする人
言語や文化、習慣の違う国に住むということは多少なりともストレスです。
食事もそうですけど「あれ嫌、これ嫌。それはやりたくない。」
って人よりも前向きでチャレンジできる人が向いています。
マレーシアだけに限らず海外生活するには当然のことですけどね。
⑤旅行が好き
東南アジアのハブ的な位置にあるマレーシア。
エアアジアもあって近隣諸国にも安く短時間で行けます。
たった1時間で違う国に行けますから、旅好きには最高だと思う。
今はコロナ禍で移動制限は厳しいため声を大にして言えませんが、
マレーシアに住んでいると旅が楽しいのがメリット(でした)。
マレーシア移住に向いていない人
では次にマレーシア移住に向いていない人について。
向いている人の逆がそうでしょ?なんですが、もうちょい深堀を。
①潔癖性な人
世界的にみても日本ほど清潔な国はありません。
公共のトイレでさえ清潔で帰国するたびに驚きます。
マレーシアは汚くはないですが、
むちゃくちゃ清潔感のある場所ばかり…..ではないです。
道路はゴミが散乱してたり、食堂のトイレは座るのを躊躇しちゃうことも。
また住環境の良さをメリットに書きましたが、
細かくみるとけっこうな頻度で部屋にはゴキブリや虫がいたりします。
なので日本みたいな清潔さじゃないと辛い…という人はこの点はストレスです。
②日本式サービスに慣れすぎてる人
お客様は神様だ、って考えている人にはマレーシア生活は向いていません。
サービス業の人はレジでスマホいじったり、座って電話していたりというように、
お客に対してそこまで気を配っていません。
対応が冷たい!話を聞いてくれない!とすぐに怒ってしまうのは、
日本のサービスや接客レベルを期待しちゃうからです。
③仕事でキャリアパスを描きたい
マレーシアで出世してどんどんキャリアを積み上げていきたい人は向いてないです。
そういう仕事人間になるためには日本よりも努力が必要だからです。
日本だとこの会社に何年働けば次はこのポジションになり、
給与はこのくらいもらえるだろう、と予想がつきやすいです。
でもマレーシアだと基本的にEPビザ(就労ビザ)問題がつきまとい、
会社が契約終了後に更新してくれないとそこでのキャリアは終わります。
どんどん出世したい人だと会社が用意するポジションにアプライして、
それに必要な条件を満たさないとなりません。
普通に働いているだけではダメで、
仕事のパフォーマンスを最大限発揮するか時間があるときにスキルアップをします。
いろいろな要素で日本で働いているときよりも
キャリアパスの見通しが難しいことは覚えておきましょう。
④問題解決能力がない人
海外移住で一番順応できない人はこれかもしれない。
言葉も完璧に理解できない、
文化やルールも違う場所で何か困ったことがあったら?
今は便利でGoogleが生活に密着しています。
大抵のことは分からなかったり困ったことがあると、
ネットを調べれば解決できます。
でもそれすらしない人がいます。
ネットで調べない人や調べてもわからない人の特徴として、
- 何が問題かわかっていない
- 問題が起こったらネガティブになる
- すぐ諦める
感じの人が多くないですか?
周りに助けてくれる人もいるでしょう。
でも結局自己解決していくしか成長はないです。
それができないと比較的生活しやすいマレーシアでも大変だと思います。
⑤病気がちな人
マレーシア、特にクアラルンプールに関しては医療体制は悪くありません。
日本みたいな公的医療保険がないため、健康に不安な方は民間の保険に加入します。
外国人が加入できる民間保険をいくつか紹介しておきます。
といったものがあります。
怪我や病気になってもほとんどの病院で日本語対応があるわけじゃなく、
意思疎通はマレー語や英語などになります。
普段から身体が弱く病院にお世話になっている人はマレーシアというより、
海外生活には向いてないと考えていいでしょう。
まとめ
簡単ですがマレーシア移住に向き不向きな人を書いてみました。
理想はいきなりマレーシア移住をするのではなく、
マレーシアに旅行で来てみて1~2週間住んでみるのがおすすめです。
でも今はそういったのが無理ですよね。
だからネットでマレーシア情報を調べて、
実際に住んでいる人に疑問点や不安点を聞いてみましょう。
どんな人にとっての天国みたいな国なんて世界中探してもありません。
でも日本で苦しい生き方しているなら、海外移住を検討してみましょう。
マレーシアならメリットもたくさんあるし、向いている人が多いですよ。