フィリピンのボラカイ島でまったりしている。
仕事になりそうな案件の打ち合わせを1日で済ませ、あとは海を見ながらボーッとしたり、プールで泳いだり。
こちらは数年前から開発の波が凄まじく、古い建物が壊されホテルやカフェ、レストランが新しくオープンしている。
失われつつ楽園となりつつあるボラカイ島。
その目で見るには時間が残されていないですよ。
ぜひ早めに足を運んでください。
今は今年の4月に(つまり先月)オープンした韓国系のカフェでブログを書いている。
ラテアートが楽しめるこちらのカフェ。
でも1杯の値段がすごく高い。
これでなんと1,500円もする。
付加価値があるのはわかるけど、他のドリンクがだいたい250円〜ということを考えると価格設定でミスってるのではないだろうか?とも感じた。(でもオーダーしたんだけどねw)
自分で事業をするとこの価格設定の難しさを痛感する。
起業する前に考えたこと
最初に立ち上げたビジネスがカンボジアでのゲストハウスなんだけど、固定費(家賃・人件費・光熱費etc)を算出し予想稼働率を考え、周辺の同じランクのゲストハウスとの価格比較をしながら自分たちのゲストハウスの部屋単価を決定する。
大幅に高くてもダメだし、安すぎても自分たちの利益の低さで悩む。
ゲストハウスを経営して3年目だけど、価格はだいたい間違ってなかったかと思う。
価格設定はよーくリサーチしないと成否に直結するものだから難しかったけど。
価格よりさらに重要なこと
現在進行しているコーヒー屋台の価格は完全に周辺のものと同様にした。
周辺の屋台との違いは、オリジナルブレンドのコーヒーとオリジナル紅茶を販売すること。
ブランドとしても確立したいからうちでしか飲めないというものを提供したい。
だからこそ美味しさにはこだわりたいし、どの豆でどのブレンドにするのか、を考えている。
ラテアートじゃないけど、付加価値こそビジネスにおける重要な要素の1つだと思っているから。
そこでしか買えないもの、そこでしか体験できないもの、そういうものの大切さ。
シティプレミアムゲストハウスの付加価値
シティプレミアムゲストハウスでの付加価値とは、日本人スタッフが常勤し、日本語による負担のないコミュニケーションで旅のアドバイスがしてもらえる。
美味しいお店、楽しいスポット、ぼったくられない交渉の仕方など、旅人が知りたい生の情報を伝える。
そして旅人同士がその場で繋がり、交流する場所を提供し、旅が終わってからも気が合えばお互いが連絡を取り友人になれるようにというコンセプトを基に作った。
そのコンセプトが間違ってないことは僕たちのゲストハウスの自慢であり、またリピーターの多さが物語っている。
もし何もコンセプトを考えずにゲストハウスをスタートさせていたら遅かれ早かれビジネスとして終わっていたと思う。
長く続けられる見込みもなかっただろう。
起業前後の考え
ぼくがリスクを取って起業したときに思っていたことが、夢と根拠のない自信だけ。
これって最近知ったんだけど孫正義さんが言っていたことで、ゲストハウスがやりたくて、やるからには絶対うまくいくって信じていた(根拠もノウハウもなく)。
深く考えすぎるとそもそも起業もできなかったと思う。
だから、「よし、やろう」「絶対流行る」この2つの想いしかなかった。
実際に現地でリサーチしていく中ではしっかりしたビジョンを持って、時間をかけて起業をスタートしていくことになったんだけど。
そして実際に事業を継続していて思うことは、付加価値(かっこよく言えばブランド)をどうやって形作りそれを高めていくのか、の大切さ。
それを考え続けることが自分たちのビジネスの成否を握っていると言える。
ブランドはスモールビジネスにも必要
コーヒー屋台というスケールの小さなビジネスにおいても必要だと思う。
簡単に真似されるビジネスにおいて、そこで買う意義、買う楽しさ、を深層心理として持っていただくこと。
それは人材であったり、空間であったり、単純に味であったりする。
人の嗜好なんて人の数だけあるけど、最大公約数に好まれる何かがあれば必ず成功すると思っている。
まとめ
個人的経験から書いてみた。
人は漠然とどこかでモノを買ったり、その店に行ったりしているけど、深層心理ではそこに行くべき理由を持っている。
それを言語化できるかどうか。
言語化できる人なら自分で起業してみたらいい。
起業しなくても、今いる会社で自分のアイデアを言語化して上司に伝えてアクションを起こしたらいい。
それが商品開発になったり、新しいビジネスプランになったりする。
これからやるコーヒー屋台が成功するかどうかなんて分からないけど、考えたか考えてないかだけでも成功の比率が上がるんじゃないだろうか。
とりあえず、屋台ができたときは、ほぅ、ちょっと寄ってみてやろうか、美味くないコーヒーなんて出したら怒ってやる、という気軽な気持ちでお越しください!w
そして気に入っていただけたらリピートをお待ちしています。

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