ここシェムリアップの雰囲気が最近変わってきていて、現地のカンボジア人も浮き足立っている人が目立つ。
ある一画に臨時マーケットが作られ、川沿いには普段見られない屋台がたくさん出現している。
そう、お祭りだ。
13日から始まる水祭りに向けて、街が、カンボジア人が動き出しているのである。
そんな変化を目にしながら、いつも通り仕事に励む。
この前Samatika Villa Boutique Hotelに宿泊していただいたお客様(日本人の1人旅)と短い時間だけど会話していたときのこと、彼がすごいですねー、といった趣旨の言葉を投げてくれた。
その意図は海外で自分で起業していることに対しての言葉だった。
目次
人は自分がやっていないことをしている人に対しての見方が2通りある
それは投影的な見方をするためで、大きく分けて(思いっきり簡単に分けて)2種類ある思う。
①肯定
②否定
日本社会で働くには多大なストレスを抱えてしまう(人が多い。ぼくは物事を100%で語るべきじゃないと考えている人間の1人だけど、分かりやすく断定していく)。
そんな日常で生きている人が東南アジアに身を置くとやはり感じることがある。ぼくもそんな1人だったから。
その感じ方は人それぞれだけど、東南アジアのユルい働き方だったり、現地の人が仕事を最優先に置いてなかったり、家族友人を何よりも大切にしていたり、逆にお金をどう巻き上げようとしている人に出会ったり、つまり大きく日本とは違うんだなぁということ。
そこで、東南アジアで日本人が自ら起業して、もしくは働いていることに対して、①のすごいですねー、という気持ちと日本で働いたほうがいいじゃん、みたいな②であったりする。
ぼくが答えたこと
何度も言ってることなんだけど、どこで働こうがぼくはそんなに変わらないと感じている。ぼくはカンボジアでチャンスがあると思って飛び出した1人で、それが例えば日本のどこかでチャンスを感じていたら日本で働いていた。まあ実際はカンボジアが好きとカンボジアにチャンスがあるという2つの理由だけど。
日本の日常とカンボジアの日常が目にするとあまりにも違うから自分にはできないと思いがちだけど、ほんとに変わらない。
日本でサラリーマンをしている日常とぼくのカンボジアでの日常は変わらない。
働くということに対して。やることはもちろん違うんだけど。
起きてご飯食べて、仕事して、ご飯食べて、遊んで、寝て。
舞台と仕事内容が違うだけで。苦労や楽しさも違うといえば違うけど、でも苦労は苦労だし、楽しさは楽しさで日本と海外でその違いなんてない。
日本での苦労はこちらでも苦労だし、カンボジアでの楽しさは日本でも楽しさだし。
言葉にするのは難しい。
悲しいことがあったら悲しいし、面白いことがあったら面白い。
それに国境なんてない。
誰かと分かり合えなかったら、日本では悲しくてカンボジアでは悲しくない、なんてことない。
日本で何か面白いことがあって笑ったけど、カンボジアでは笑えない、なんてない。
同じ。
今の生活より明らかに良いと思えたら、カンボジアを飛び出しそこに向かう。
それだけ。
挫折はどんどんしたらいい
人の成長速度は成功体験を重ねると早くなると言われている。
成功体験。それには何が必要か?
チャレンジ。
何もしないと成功もクソもない。
何かしないと自分にできること、できないことなんて分からない。
ぼくは何度も挫折した。
2002年英語が片言で乗り込んだイギリス。そこで障害者施設で働いた。全く何もできなかった。でも何ができないのかがわかった。
そしてそれがわかったあと、足りないことに取り組んだ。
ぼくが学んだことは、異文化の中で順応するスキルだった(語学含む)。
知らない場所に知らない人に囲まれると自分を見失っていた。
それを克服する努力をしてから、そういう場を恐れなくなった。
最近で言うと、数年前にインドで働いたときも挫折を味わった。
日本でさえ営業未経験だったのに、いきなり営業でインドで0から仕事を作り結果を求められた。
でも与えられた期間で克服し成功体験を積み重ねた。
挫折をしないと分からないことがたくさんあった。
だからこそできることがわかるようになった。
逆説的だよね。でも人生は逆説に満ちている。
できないことをそのままにしないで
人は生まれながらに何でもできる人なんていない。
できないと思ってもやってみる。
で、できなかったらできなかった。それでいいと思う。
「やる」ということが大切。
さきほど言ったチャレンジするということ。
もしできたらラッキーみたいなスタンスで。
大きな負荷をかけないように
上記の話と真逆なんだけど、チャレンジをするには負荷がかかる。
でも自分の人生に大きな負荷をかけないほうがいい。
潰れてしまうから。
人それぞれだけど、どれだけの負荷を背負えるかなんて誰にも分からない。自分でさえ。
辛かったら逃げたらいい。でもそれにはリスクがある。
自分の選択肢が狭まるということ。
人生のターニンポイントはいつでも待っている
何歳までに何かを成し遂げないといけないとか、もう年取ってしまったし、とか、関係ない。
いつだってターニンポイントになりさえするし、いつだって何かを成し遂げることはできる。
うまくいく秘訣は年齢なんて忘れること。永遠の18歳の精神で。
シェムリアップの空
シェムリアップはアンコールワットより高い建物がない。だから空がすごく広い。
空は世界共通で広さは同じだけど、シェムリアップではほんとに広く感じる。
シェムリアップにいると落ち着くという人が多いのは空が広いためだと思う。
まだ来たことない人いたらぜひこの素晴らしい雰囲気を味わいに来てほしい。
空は世界共通で誰にでも優しい。ただ時々怒る。(雨だったり)
自然も生きている。だからぼくも生きようと思う。
どう生きるかはUp to you.